あまり聞きなれない熱浸透率という言葉ですが、実は、とても重要な熱物性値の一つです。ベテルの熱物性測定装置の一つであるサーマルマイクロスコープTM3で測定される物性値は熱浸透率です。TM3ではなぜ熱浸透率が得られるのでしょうか?お客様に、「サーマルマイクロスコー
熱浸透率
熱浸透率って何? どうやって測定するの? 熱物性測定のプロがやさしく解説
こんにちは、アワノッチです。7月に出展した「テクノフロンティア2014」で、当社ブースに足を運んでいただいたお客様、本当にありがとうございました。次は、「エヌプラス2014」(9/17~19)に出展予定です。熱物性測定に興味のある方は、ぜひ当社ブースにお立ち寄りください
サーマルマイクロスコープTM3で熱浸透率を測定する時の、測定試料の作り方
生まれも育ちも茨城なのに、特産物の納豆、メロン、アンコウが、そんなに好きではないアワノッチです。今、「サーマルマイクロスコープTM3」の装置本体の問い合わせや依頼測定が例年以上に多く、異常に忙しい状態で、この記事を書いています。これもアベノミクス効果でしょう
【測定事例】 窒化アルミニウム(AlN)の熱伝導率
パワーデバイスは大電流を扱うため発熱が大きく、放熱がますます重要になっています。通常の半導体デバイスでは、プリント基板にガラスとエポキシ樹脂の基板を使うようですが、放熱性の観点からは不十分な場合があります。特に信頼性の必要なデバイスでは、熱伝導率の高いセ
【測定事例】 金属ガラスの熱浸透率
今回は、金属ガラスの測定例です。金属ガラスはアモルファス金属の特殊な一部で、金属元素を主成分とする非結晶性の合金ということです。鋳型で鋳造できるので工業用途の利便性が高いようです。(wikipediaより)http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%91%E5%B1%9E%E3%82%AC%E3
【測定事例】 TiNi合金の熱浸透率の分布
TiNi合金は形状記憶合金としてもっとも一般的な材料です。しかしながら、製造時の組成変化や塑性加工の難しさがありました。茨城大学では、これらを改善するために、TiとNiの箔を積み重ねて熱処理してTiNi合金を作成する方法を開発しました。(鈴木徹也ら、熱処理42巻2号