株式会社ベテルは令和6年度産業標準化事業表彰で経済産業大臣表彰を受賞しました。 受賞理由は、グラファイトシートの熱拡散率の測定方法についての規格、JIS R 7240の制定に貢献したことによるものです。 この規格によりグラファイトシートの性能評価が適切に実施され
グラファイトシート
グラファイトシートの熱伝導率は温度によって大きく変化する。
グラファイトシートは、材料の面方向に非常に高い熱伝導率を持つ材料です。室温では1000W/mK以上の熱伝導率です。銅の2倍から3倍以上の熱伝導率を持ちます。ノートパソコンやスマートホンなどの電子機器の放熱用によく使われます。今回は我々ベテルの熱拡散率測定装置である
単層グラファイトシートの熱拡散率測定事例
TA(サーモウェーブアナライザー)で測定した単層グラファイトシートの熱拡散率測定事例を記載したアプリケーションシートを掲載しました。非接触でグラファイトシートの面内方向熱拡散率が測定でいる装置はTAしかありません。https://hrd-thermal.jp/apparatus/application_
【測定事例】 グラファイトシートの熱伝導率とその異方性
近年、LEDを筆頭に、 製品の放熱性が性能に大きく影響を与える 事例が増えてきました。 それに伴い、 放熱性材料の開発競争も激化しています。 その中でもグラファイトシートは、 シートの面内方向に非常に高い熱伝導率を持つ材料で、 銀の5倍の熱伝導率を持つものもあり