今回は熱流計法を紹介します。

 保護熱板法は主熱板(ヒーター)で発熱した熱量をそのまま試料を通過する熱量としていましたが、熱流計法は試料を通過する熱量を熱流計で測定することが大きな特徴です。熱流計を試料の両側に設置する場合と試料の片側に設置する手法があります。試料の両側に設置した場合は熱流の流れる方向以外への熱リークの評価や補正が可能となっています。

 保護熱板法に比べて扱いが容易であるため広く普及しています。JIS A1412-2やASTM C513が規格として挙げられます。


2021-07-30 (1)