明けましておめでとうございます。ノグッチャンです。
・・・と言っても
年が明けてもう1か月経つのですね。
歳を重ねて、ますます月日が経つのが早く感じるようになりました。
さて今回は、昨年末から開始した新サービス
『熱拡散(伝導)率の分布測定』 について、説明をしたいと思います。
分布測定をご依頼されたことのある方はご存知だと思いますが
今までは「位相遅れ」の相対分布を表した画像を、
分布測定画像としてお客さまに提出していました。
以下のような画像ですね。

※画像右端のバーが「位相遅れ」になっています。
※測定装置はサーモウェーブアナライザTA http://www.bethel-thermal.jp/specification/01/index.html
提出の際に、お客さまから
「位相遅れって何?」
「で、実際の熱拡散(伝導)率はどのくらいなの?」
といった質問が度々ありました。
まぁ何点か実測して、「熱拡散(伝導)率」を、別途報告していたので
お客様には納得して頂いてましたが・・・。
だったら、最初から「熱拡散(伝導)率の分布」を見せれば良いじゃないか!
ということで、今回のサービスに繋がりました。
※この案は前々からあったのですが、私の対応が遅く今になってしまいました。すみません・・・
実際の画像がこちらになります。

※画像右端のバーが「熱拡散率」になりました!
この画像を見ただけで「熱拡散率」が分かるようになりました。
※画像左下の<物性値>に、比熱と密度を手入力すると、
熱拡散率から熱伝導率へと簡単に変換することができます。
「熱拡散(伝導)率の分布」の表示が可能になったことで、
各試料の比較が簡単に出来るようになりました。
今までは、複数の試料を比較したい時には、
条件(周波数や試料厚み)を揃える必要がありました。
簡単に言うと、今までは “熱拡散率と試料厚みが似たような試料” の比較しかできませんでした。
ですが、「熱拡散率の分布」では、
条件など一切関係なく、“熱拡散率が大きく異なる試料” でも容易に比較することができます。
※極端な例ですが・・・
金属4種(Ag,Cu,Mo,Ti)の熱拡散率の比較例です。

試料ごとの熱拡散率が違いすぎて、
分布が一色になってしまったので、実際に即した例をもう一例挙げます。
樹脂試料4種の熱拡散率の比較です。

と、このように今までの「位相遅れの分布」では出来なかったことが
「熱拡散率の分布」で出来るようになりました。
以上が 『熱拡散(伝導)率の分布測定』 の説明となります。
今後も新しいサービスが提供できるようになりましたら、随時お知らせいたします。
こんな測定がしたい、こんなサービスが欲しい等
ご要望がありましたら、お気軽にお問い合わせください。
http://www.bethel-thermal.jp/contact/index.html
(著:ノグッチャン)
・・・と言っても
年が明けてもう1か月経つのですね。
歳を重ねて、ますます月日が経つのが早く感じるようになりました。
さて今回は、昨年末から開始した新サービス
『熱拡散(伝導)率の分布測定』 について、説明をしたいと思います。
分布測定をご依頼されたことのある方はご存知だと思いますが
今までは「位相遅れ」の相対分布を表した画像を、
分布測定画像としてお客さまに提出していました。
以下のような画像ですね。

※画像右端のバーが「位相遅れ」になっています。
※測定装置はサーモウェーブアナライザTA http://www.bethel-thermal.jp/specification/01/index.html
提出の際に、お客さまから
「位相遅れって何?」
「で、実際の熱拡散(伝導)率はどのくらいなの?」
といった質問が度々ありました。
まぁ何点か実測して、「熱拡散(伝導)率」を、別途報告していたので
お客様には納得して頂いてましたが・・・。
だったら、最初から「熱拡散(伝導)率の分布」を見せれば良いじゃないか!
ということで、今回のサービスに繋がりました。
※この案は前々からあったのですが、私の対応が遅く今になってしまいました。すみません・・・
実際の画像がこちらになります。

※画像右端のバーが「熱拡散率」になりました!
この画像を見ただけで「熱拡散率」が分かるようになりました。
※画像左下の<物性値>に、比熱と密度を手入力すると、
熱拡散率から熱伝導率へと簡単に変換することができます。
「熱拡散(伝導)率の分布」の表示が可能になったことで、
各試料の比較が簡単に出来るようになりました。
今までは、複数の試料を比較したい時には、
条件(周波数や試料厚み)を揃える必要がありました。
簡単に言うと、今までは “熱拡散率と試料厚みが似たような試料” の比較しかできませんでした。
ですが、「熱拡散率の分布」では、
条件など一切関係なく、“熱拡散率が大きく異なる試料” でも容易に比較することができます。
※極端な例ですが・・・
金属4種(Ag,Cu,Mo,Ti)の熱拡散率の比較例です。

試料ごとの熱拡散率が違いすぎて、
分布が一色になってしまったので、実際に即した例をもう一例挙げます。
樹脂試料4種の熱拡散率の比較です。

と、このように今までの「位相遅れの分布」では出来なかったことが
「熱拡散率の分布」で出来るようになりました。
以上が 『熱拡散(伝導)率の分布測定』 の説明となります。
今後も新しいサービスが提供できるようになりましたら、随時お知らせいたします。
こんな測定がしたい、こんなサービスが欲しい等
ご要望がありましたら、お気軽にお問い合わせください。
http://www.bethel-thermal.jp/contact/index.html
(著:ノグッチャン)