こんにちは。
サーモマンです。
蒸し暑い日が続きますね。
今日は、冷却ジェルシートはどれくらい「熱」を拡散させるのか? ということで、
発熱時の熱さましに使う 『冷却ジェルシート』 の熱拡散率を測定しました。
『冷却ジェルシート』(こども用) 夏の必需品です。
熱拡散率の測定は、そのままではできませんので、まずは黒化処理をします。
黒化処理後の冷却ジェルシート
次に、試料の厚みを計測するのですが、『冷却ジェルシート』は、
ジェル状でプヨプヨとやわらかいので、厚みの計測がとても難しいです。
今回は参考ということで、厚みは大まかに計測します。
ちなみに、厚みは3mm。
では、さっそく熱拡散率を測定してみます。
測定する方向は、厚み方向にしました。
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
実際に測定してみると・・・
結果は、
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18 ×10-6[m2s-1]
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予想よりもずっと高い熱拡散率になりました。
(サーモマンは、1 ×10-6[m2s-1] 以下を予想。)
原因を考察してみます。
1.冷却ジェルシートが、冷たく感じるのはなぜか?
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冷却ジェルシートの熱伝導率は、特別に高いわけではない。
水分を多量に含んでいて、その水分が気化するときの気化熱で冷たく感じる。
◆ 熱の経路
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サーモマン
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冷却ジェルシート
↓
冷却ジェルシートの水分
↓
大気(水分の気化)
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2.熱拡散率の測定時には、どういったことが起こっているか?
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熱拡散率測定時の加熱レーザにより、
温度が上がった『冷却ジェルシート』の水分が気化して、
その「熱」が大気中へ余分に逃げている。
従って、『冷却ジェルシート』の熱拡散率以上に、
高い値が得られていると考えられる。
ということで、『冷却ジェルシート』の正しい熱拡散率は評価できませんでしたが、
「水分を含んだ材料」を測定する時の課題が、浮き彫りになった実験でした。
◇ ◇ ◇
それにしても、昔は冷却ジェルシートなんて便利なものはなくて、
もっぱらおでこに手拭いを当てていましたが、今は便利になりましたね。
さて、冷却ジェルシートで頭をすっきりさせて、仕事をもっと頑張りましょうか。
サーモパワーがたまらないので、人間の姿で頑張ってます。
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(著:サーモマン)