こんにちは。
サーモマンです。

台風の季節になってきましたね。
本日は中秋の名月ですが、
月は全く見られませんね。
おだんごは食べましたが( ´,_ゝ`) 。

さて、最近いただいておりますご質問の中に、
TAで厚み方向と面内方向の熱伝導率が同じ試料を測ったら、
本当に同じ値が出るのか?
ということをご質問いただいたことがあります。

ご存知のようにTA(サーモウェーブアナライザー)は、
厚み方向と面内方向の熱拡散率が同一ワークで測定できる
というのが売りですから当然そのようなご質問が出てくるわけですね。
下図のように測定モードを切り替えて測定をしています。

熱拡散率測定2
厚み方向の熱拡散率測定

熱拡散率測定1
面内方向の熱拡散率測定

いくつかの純物質を測定した結果をご覧いただきましょう。

(1)Al 厚み500μm
熱拡散率の文献値:  99×10^-6m^2s^-1
厚み方向の熱拡散率: 98.3×10^-6m^2s^-1
面内方向の熱拡散率: 94.9×10^-6m^2s^-1 

(2)Mo 厚み300μm
熱拡散率の文献値:  54.3×10^-6m^2s^-1
厚み方向の熱拡散率: 54.3×10^-6m^2s^-1
面内方向の熱拡散率: 53.1×10^-6m^2s^-1 

(3)Ti 厚み100μm
熱拡散率の文献値:  9.25×10^-6m^2s^-1
厚み方向の熱拡散率: 9.67×10^-6m^2s^-1
面内方向の熱拡散率: 9.04×10^-6m^2s^-1 
 
熱拡散率および厚みの違う試料を測定しておりますが、
厚み方向、面内方向とも同等の値が得られております。
このように等方性の材料であれば当然ながら
同じ値が得られるわけです。

測定依頼は、株式会社ベテル、下記お問い合わせフォームをご利用ください。
http://www.bethel-thermal.jp/contact/index.html