大阪ラボのカトチャンです。

新年度に入りました。
大阪ラボが立ち上がったのが、去年の4月。
ということは、私が大阪に来てからちょうど1年経つんですね。

あっという間の1年で、正直大阪に馴染めたのか馴染めていないのか
自分でもよく分かりません・・・


大阪ラボも2年目ということで、設立当時と比べると、
書類もモノも増えて、机の上が大変なことになっています。

新年度を迎えるのに、これではイカンッ! と一念発起。
手始めに、机の片付けをすることにしました。


そこで目についたのが、「ホチキス針」です。

「ホチキス針」は、数十本の針がひとかたまりになっています。
金属と金属が繋がっていて、見た目は積層材料のようです。
(針と針との間に、若干の溝があるのが気になりますが・・)

これを、サーモウェーブアナライザTAで測定したらどうなるか?

もう気になって気になって、夜も眠れません! (>_<) (ウソです)


とにかく。
机の片付けは後でやることにして、まずは測定開始です!


◇ ― ◇ ― ◇ ― ◇ ― ◇

測定試料は、積層材料に見立てた「ホチキス針」です。
測定に使用する装置は、もちろんサーモウェーブアナライザTAです。


<黒化前>
ホチキス針_黒化前

<黒化処理後>
ホチキス針_黒化後




黒化した試料を、試料台にセットします。
ホチキス針を試料台にセット



ホチキス針は、黒化しただけで加工はしていません。

サーモウェーブアナライザTAの特長のひとつに 『測定試料の自由度の高さ』がありますが、
試料に手を加えなくて良いのは、本当にラクで助かります。



では、測定スタート!!!




測定中...........





測定結果は・・・



ホチキス針の熱拡散率測定結果

熱拡散率 [×10-6m2s-1]
水平方向 垂直方向
X Y Z
ホチキス針 22.1 これから測定 24.6
※ホチキス針の継ぎ目の溝をまたがない長手方向をX方向としています。



水平(X)方向と垂直(Z)方向の熱拡散率は、ほぼ同じ値になりました。



継ぎ目のある水平(Y)方向は、どうでしょうか。
測定が難しそうですが・・・


 ・
 ・
 ・
 ・
 ・
やっぱり、測れませんでした。。。。。(^_^;)


継ぎ目の溝の影響で、信号がきちんと取れなかったようです。

解析画面を見てみると、正しく測定できていないことがわかります。
×解析---コピー



参考までに、こちらは水平(X)方向の測定結果。
きれいに信号が取れています。
○解析


解析画面を比較すると、一目瞭然ですね。


最終的には、こういった結果になりました。


ホチキス針の熱拡散率測定結果

熱拡散率 [×10-6m2s-1]
水平方向 垂直方向
X Y Z
ホチキス針 22.1 測定不可 24.6
※ホチキス針の継ぎ目の溝をまたがない長手方向をX方向としています。


◇ ― ◇ ― ◇ ― ◇ ― ◇


今回の測定は、
「測定試料の形状に左右されない」というサーモウェーブアナライザTAの特長が
非常に役立ったケースだと思われます。

測定試料の加工の手間が省けたことで、いろいろと測定がはかどりました。
(厚みを揃える必要はありますが。)


研究開発部門の方にお話しを伺うと、
『不定形な材料しか作れない。だから測定ができない。』
という方が、結構な割合でいらっしゃいます。

でも大丈夫です。
材料の形状で測定を諦めている方は、カトチャンにご連絡ください!
測定のご提案をさせていただきます。


その他、熱物性測定に関することで気になることがありましたら、
カトちゃんまでお気軽にお問い合わせ下さい!
http://www.bethel-thermal.jp/contact/index.html


(著:カトチャン)