こんにちは。
サーモマンです。

蒸し暑い日が続きますね。

今日は、冷却ジェルシートはどれくらい「熱」を拡散させるのか? ということで、
発熱時の熱さましに使う 『冷却ジェルシート』 の熱拡散率を測定しました。


jel-sheet 『冷却ジェルシート』(こども用)
夏の必需品です。















熱拡散率の測定は、そのままではできませんので、まずは黒化処理をします。

CA3G0317黒化処理後の
冷却ジェルシート











次に、試料の厚みを計測するのですが、『冷却ジェルシート』は、
ジェル状でプヨプヨとやわらかいので、厚みの計測がとても難しいです。
今回は参考ということで、厚みは大まかに計測します。
ちなみに、厚みは3mm。

では、さっそく熱拡散率を測定してみます。
測定する方向は、厚み方向にしました。


     ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・



実際に測定してみると・・・

結果は、
――――――――――
 18 ×10-6[m2s-1]
――――――――――
予想よりもずっと高い熱拡散率になりました。
(サーモマンは、1 ×10-6[m2s-1] 以下を予想。)



原因を考察してみます。

1.冷却ジェルシートが、冷たく感じるのはなぜか?
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冷却ジェルシートの熱伝導率は、特別に高いわけではない。
水分を多量に含んでいて、その水分が気化するときの気化熱で冷たく感じる。

◆ 熱の経路
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サーモマン
  ↓
冷却ジェルシート
  ↓
冷却ジェルシートの水分
  ↓
大気(水分の気化)
--------------------------


2.熱拡散率の測定時には、どういったことが起こっているか?
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熱拡散率測定時の加熱レーザにより、
温度が上がった『冷却ジェルシート』の水分が気化して、
その「熱」が大気中へ余分に逃げている。

従って、『冷却ジェルシート』の熱拡散率以上に、
高い値が得られていると考えられる。


ということで、『冷却ジェルシート』の正しい熱拡散率は評価できませんでしたが、
「水分を含んだ材料」を測定する時の課題が、浮き彫りになった実験でした。


         ◇   ◇   ◇


それにしても、昔は冷却ジェルシートなんて便利なものはなくて、
もっぱらおでこに手拭いを当てていましたが、今は便利になりましたね。

さて、冷却ジェルシートで頭をすっきりさせて、仕事をもっと頑張りましょうか。

サーモパワーがたまらないので、人間の姿で頑張ってます。
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CA3G0313


(著:サーモマン)