今回は熱電発電システムに用いられる材料のひとつであるアルミナ/Al2O3の測定事例の紹介です。
今回の測定事例は弊社で入手したアルミナ/Al2O3の測定紹介です。
お客様からのアルミナ/Al2O3測定依頼実績はかなり多いのですが、守秘義務上、公開できませんのであしからず。

アルミナ自体は熱電変換の性能指数は低いのですが、
βアルミナ固体電解質として熱電変換システムに使用されるようです。
http://www.aist.go.jp/ETL/jp/results/bulletin/pdf/64-2/10masuda.pdf
宇宙探査機用として開発されているようです。

また、熱電変換素子の基材
あるいは、ゼーベック効果と対となる現象の
ペルチェ効果を利用したペルチェ素子の基材として
用いられます。

独自入手のアルミナを、
当社のサーモウエーブアナライザーTAで測定しますと、

熱伝導率(熱拡散率)

 約20W/mK
   *熱伝導率は熱拡散率の測定値と比熱と密度の文献値から計算。

という結果となりました。

βアルミナ固体電解質を用いた熱電変換システムは
通常の熱電変換素子とは動作原理が異なりますが、
熱伝導性の重要性は変わることは無いと思われます。

以上、参考になりましたでしょうか?
随時、測定事例はご紹介していく予定です。

当社のサーモウエーブアナライザーTAは、
熱伝導率の異方性がある材料でも、同一ワークで測定できる装置です。
測定依頼、個別のご相談も賜っておりますので、お気軽にご相談ください。
株式会社ベテル、下記メールアドレスまでご連絡をお願いいたします。
k-hatori@bethel.co.jp